フルサービスユニットとして、3種類の装置を1つにまとめたCeramill Matikは、加工機としての機能以外に、自動在庫管理システムと、洗浄装置の機能も果たします。
バーやマテリアルの自動交換とクリーニングプロセスによってサポートされているため、終業後の夜間または週末にも問題なくミリングプロセスを継続することができます。
RFID※により、すべてのマテリアルは専用のホルダーと情報が結び付けられ、マテリアルの種類、厚み、形状といった取り扱いに関する情報を管理することができます。ホルダーに内蔵されたRFIDチップによって、すべてのマテリアル情報は常に更新されているため、スロットを選ばず、どこにでもセットすることができます。また、稼働時のマテリアルのジョブステータスは各スロット下部のLEDの色によって認識ができ、加工が終了したマテリアルは稼働中でもブランクタンクから簡単に取り出せます。
※RFID = 無線通信によって情報を識別できるシステム
カラースリーブに入ったツールバーをそのままツールスロットに配置可能で、どのスロットへセットしてもツールバーを自動で判別・選択します。(セルフアレンジメントシステム※)従来の加工機では、使用しているマテリアルの種類と使用時点での摩耗度が識別できなかったため、ツールバーは十分に使い切られる前に処分されていました。
カラースリーブにつけられたRFIDチップによって、ツールバーを使用した日付と、その際のバーの状態が読み取られ、適正な時期に正しくツールバーの交換が行えます。
さらに、CAMソフトウェア上で加工するマテリアルを認識し自動でツールバーを割り当てます。
※セルフアレンジメントシステム = ツールやマテリアルの自動識別と割り当て機能
毎分約40リットルの循環機能を持つCeramill Cleanstreamは、2つの強力な工業用ポンプを備え、加工室内部は適切なタイミングで自動洗浄されます。
洗浄は、特別な操作を必要としないため、大幅な時間短縮につながり、生産能力を向上させます。この機能によって、ウェット/ドライの切り替え時に必要な洗浄を自動化し、加工の切り替えも自動で行うことができます。
Ceramill Cleanstreamに搭載されたチップコンベヤは、洗浄液中の固形粒子(切りくずなど)を隔離された廃棄物コンテナに分離させます。 洗浄後、廃棄物コンテナを取り出し、分離された切りくずを容易に廃棄することができます。
新しく設計された5軸加工ユニットは、カービングモード(60%の時間短縮)、スリリング、スピードミリングなど、革新的な加工方法をご活用いただけます。
加工機としての5軸、マテリアルの交換を行うための5軸、合わせて10軸を制御するコントロールユニットを搭載しています。
直感的なタッチパネル操作タッチパネルによって、直接操作することも可能です。
性能な超高速スピンドル(100,000rpm)軽量で耐摩耗性に優れたハイブリッドベアリングを搭載。
加工プロセスのリモート確認用カメラ
稼働中の加工室内部の様子をオペレーションPCで遠隔確認できます。
使用するホルダーを常に正確な位置へと誘導する設置システム
このシステムによって、安定した再現性のある加工プロセスを実現します。
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